100周年記念誌

SUNDAI by AERA

100周年記念誌『駿台予備学校 by AERA』

100周年記念誌
『駿台予備学校 by AERA』

2018年3月1日 発売!

創立100周年を記念し、2018年3月1日に朝日新聞出版よりAERAムック「駿台予備学校 by AERA」が発売されます。
各分野で活躍する卒業生へのインタビューや講師が語る受験哲学などを通して、日本の教育界で独自の役割を果たす駿台予備学校の魅力を紹介しています。

主な掲載内容

Contents

SUNDAI by AERA
  • 私と駿台、あのころ
    各界で活躍する卒業生へのインタビュー、鼎談
    • 中村 雅俊さん (俳優・歌手)
    • 山崎 直子さん (宇宙飛行士)
    • 海堂 尊さん (医師・作家)
    • 野口 英一さん (山梨日日新聞社社長)
    • 世耕 弘成さん (経済産業大臣)
    • 池谷 敏郎さん (池谷医院院長)
  • 師弟往復書簡「先生から学んだこと」
  • 講師インタビュー「名物講師 ここにあり」
  • 現役大学生座談会「あきらめなかったから、いまがある」
  • 学生を支えるサポーター クラス担任/校舎スタッフ
  • 現役医学部生が先輩に聞く「女性医師への道」
  • 数学渡世人・秋山 仁さん
  • 英語教育の源流を探る 大島保彦先生 × 斎藤資晴先生
  • 駿台講演録「未来の医師たちへ」
  • 親子二代駿台物語
  • エッセー 鴻上尚史「予備校時代」
  • 学園長メッセージ
  • 駿台文庫顧問・冨田 豊が語る「駿台むかしばなし」
AERAムック編集者に聞く 「駿台予備学校 by AERA」に携わって

AERAムック大学シリーズでは、これまでに多くの歴史ある大学のムック本が刊行されていますが、塾・予備校では、駿台予備学校が初めてとなります。駿台ムックの企画・制作を担当されたAERAムック教育編集部の竹内良介さん、宮崎香菜さんにお話しを伺いました。


AERAムック編集者に聞く

「駿台予備学校 by AERA」に携わって

「駿台予備学校 by AERA」の読みどころは?

竹内さん

全てが“駿台ならではの企画”と自信を持っています。

例えば「師弟往復書簡/先生から学んだこと」

山﨑良子学園長に取材させていただいた時の言葉は、表紙のキャッチコピーにもなっていますが、「ここでしか過ごせない時間がある」。この言葉が読者のみなさんには一番納得していただけるのではないかと思います。

駿台の講師と学生の関係は、「師弟」と呼ぶにふさわしい。学園長がおっしゃった「駿台は『予備校』ではなく、予備『学校』です」という考えが、しっかりと浸透していると感じました。駿台を卒業した後も、講師の先生方からの言葉をずっと今でも大事にしていて、宝物をもらったと考えているんですね。

AERAムックの制作過程で、原稿の文章に間違いがないか、OB・OGのみなさんに校正をお願いするんですが、何度も何度も細かい直しが入るんです。「先生に対してこのニュアンスでは言いたくない」とか。講師の先生に対する想いが、言葉の端々に出てくるんです。

AERAムック編集者 竹内さん

宮崎さん

私も印象深かったのは講師の企画なんですが「名物講師ここにあり」です。14人の講師のみなさんにインタビューさせていただきました。

見出しに「受験は未来を変える」という言葉があるのですが、こんなに素晴らしい講師の方と出会ったら、未来は本当に変わるだろうな、と実感しました。いろいろなお話を伺い、こんなに素敵な言葉を紡いでくれる講師の方がたくさんいるということが、駿台の大きな魅力の一つなんだ、と。多感な10代の頃にこんな言葉をかけてもらえたら、それは人生変わるな、と思いました。

掲載されている講師の方の言葉は受験生だけでなく、社会人のみなさんにもぜひ読んでいただきたいですね。

AERAムック編集者 宮崎さん

竹内さん

講師が学生に対して「人間の力量では全く敵わない」と言われることにも驚きました。普通、先生と生徒なんだから、上下関係が当然だと考えますよね。ところが同じ位置に立たれ、そのうえ「敵わない」と言い切れる、こういうことの言える講師の方ってすごいな、と思いました。

それと「私と駿台、あのころ」「鼎談 夢を語り、今を歩む」では、駿台で学んだ著名人の方にご登場いただきました。みなさん、不合格だったから落ち込んで駿台にきた。でも、「駿台で過ごしたあの1年を自分の人生からなくすのは絶対に嫌だ」とおっしゃるんです。

それにみなさん、大人になってから自分が通っていた校舎や寮に行ってるんですよね(笑)。そして、当時のことを思い出したり。これも共通していましたね。みなさん、駿台が好きなんだと思いました。

駿台について、取材をする前にどんな印象をお持ちでしたか?そしてその印象は取材後に変わりましたか?

竹内さん

取材する前は、漠然と「予備校」という印象でしたね(笑)。しかし取材を通して「駿台は学校なんだ」と思いました。約一年間の長いスパンで取材をしてきて、駿台は「学校」と捉えた方がしっくりくると実感しました。

学生のみなさんの顔が写せないから出来なかったんですけど、校舎に取材に行った際に、休み時間に学生がダーッ!と講師室に行って鬼気迫る(笑)勢いで講師に質問している。わずかな時間でも無駄にせず、疑問を解決しようとする学生がいて、講師が一人ひとりに真剣に応えている。そうか、これこそが駿台予備学校なんだ、と実感したんです。ホント、あの光景を何か一つの企画としてやりたかったなあ。あの鬼気迫る勢い(笑)。

AERAムック編集者 竹内さん

宮崎さん

そうですね。取材を通して、駿台生ってこんなに勉強してるのか、と驚きました。「現役大学生座談会『あきらめなかったから、いまがある』」で、OB・OGのみなさんのお話を伺って、本当に真剣に取り組まれていて、合格するにはこれぐらいやらなくちゃいけないんだ、と感心しました。

駿台の授業はしっかり受講するのがあたりまえ、講師の授業を理解することが自分の考える未来へつながるって、きちんと先を見ているんですね。

それと、実は、私の父は駿台出身なんです。その頃の話を聞いてみると、予備校って勉三さん(藤子・F・不二雄『キテレツ大百科』の登場人物。浪人生)みたいなイメージで(笑)。でも今は、取材で駿台の校舎に入ってみると、すごく綺麗で、こんなに素敵な環境で勉強が出来るなんて。

すごく贅沢な時間を過ごせて、とてもいいなと感じました。

AERAムック編集者 宮崎さん

竹内さん

校舎は本当に綺麗ですよね。なんと言うか、予備校に見えない(笑)。

宮崎さん

今回、限られた時間ではありましたが、駿台の、いろんな校舎を見られて、多くの講師、職員、OB・OGの方と話をすることが出来てとても楽しかったです。

竹内さん

そうだ!「英語教育の源流を探る」の取材の時、駿台を支えている人はみなさん「駿台ラブ」をお持ちなんだなあ、と思ったんです。

え?駿台ラブ?

竹内さん

「英語教育の源流を探る」では、鈴木長十先生、伊藤和夫先生の授業を実際に受け、駿台の歴史を知っている方々が、いま講師をされている。駿台を愛している人たちが今も常にいる。だからこそ、創設者である山﨑寿春先生の「愛情教育」という理念が途切れずに受け継がれているんだと感じました。

いかに素晴らしい理念や考え方であっても風化してしまう可能性はあると思うんですよ。しかし、脈々と想いをつないでいく方々が常にいるというのは、強いなと感じました。これはサービスコメントでもなんでもなくて、自分の子が受験を迎えた時は駿台に行かせたいと思いましたね。そして自分自身も、機会があればぜひ駿台の授業を受けてみたいと思いました。

宮崎さん

あ、私も受けてみたいです(笑)。

ありがとうございました。

AERAムック編集者に聞く 「駿台予備学校 by AERA」に携わって

ご購入について

全国の書店のほか、朝日新聞出版、Amazonなどインターネットからも購入できます。

  • 定価 本体 907円+税
  • 仕様 A4変形・116ページ