2011年度 高2東大レベル模試受験者 アンケート結果
2012年度大学入試センター試験は10/3(月)~10/14(金)までが出願期間となっていますが、今年度は実施方法の大きな変更がありますので、出願にあたっての注意点をまとめてみます。
出題科目と科目選択の方法の変更
- ① 理科においては、出題される6科目から、最大2科目を自由に選択できます。したがって、各大学から指定がなければ、「物理Ⅰと地学Ⅰ」のように従来は不可能だった組み合わせも可能になります。
- ② 地歴・公民については、両教科を合わせた10科目の出題科目から最大2科目を選択できます。ただし、同一名称を含む科目の組み合わせで2科目(「世界史A」と「世界史B」、「倫理」と「倫理、政経」など)の組み合わせは出来ません。したがって、各大学から指定がなければ、地歴2科目や公民2科目の選択も可能になります。
- ③ 公民に新しい選択科目として、従来は単独で出題されていた「倫理」と「政治・経済」の2科目をあわせた範囲から「倫理、政経」が出題されます。難関大を中心に公民の選択科目はこの「倫理・政経」のみを指定している大学もあります。
受験教科事前登録制
- ①センター試験出願時に、下記の3点を申し出て登録することになります。
- (A)受験教科名(含む受験教科数)
- (B)理科および地歴、公民のそれぞれの教科ごとの受験科目数
- (C) 数学②および外国語の別冊子試験問題の配布希望
- ② 上記の(A)から(C)の登録事項は、本人が記入ミスをした場合でも、出願後には一切変更できません
- ③ 申請された理科、地歴、公民の受験科目数によりグループ分けを行い、受験番号帯や試験教室を分けることになります。したがって、同一高校在籍生でも、試験会場が異なったり、従来とは異なった会場を指定される場合もあることに注意が必要です。
- ④ 出願時には必ず志願表のコピーをとり、11月上旬に大学入試センターから届く確認はがき(出願受理通知)に自分の申請した教科や科目数が正しく記載されているかを照合してください。志願票の誤記入は修正できませんが、大学入試センターの入力・登録ミスについては修正可能ですから、現役生は在籍高校を通じて大学入試センターに照会することになります。
試験時間割
- 試験時間割は、下表のとおりですが、理科と地歴・公民については、以下の注意点があります。
- ① 地歴と公民は、2教科の試験を同一の試験時間帯で実施し、理科は1試験時間に実施します。
- ② 「地歴・公民」および「理科」の試験時間は、受験科目数により試験教室を分けます
- ③ 「地歴・公民」および「理科」を2科目受験する場合は、試験時間130分間の前半の60分間で1科目を解答し、10分間で答案回収と新しい解答用紙の配布を行い、続けて60分間でもう1科目を解答します。前半で受験した科目を第1解答科目、後半で受験した科目を第2解答科目と呼びます。
- ④ 試験当日に1科目受験を2科目受験へ、あるいは2科目受験を1科目受験に変更することはできません。
- ⑤ 2科目受験者が20分以上遅刻した場合には、後半の科目を含めて受験することはできません。
■ 2012年度センター試験 時間割および出題教科・科目・試験時間・配点一覧
理科、地歴・公民において1科目のみを指定する場合に2科目受験した場合の取扱い
2011年度までは、大半の大学が高得点の科目を採用していましたが、2012年度は個別試験出願大学に、「第1解答科目」「第2解答科目」の区別をつけて成績が提供されることから、総合点に加算する科目を「第1解答科目」と指定する大学があります。
この場合には、高得点が期待できる得意科目を第1解答科目として受験する必要があります。また、指定以外の科目を前半60分間に受験すると、後半60分間で指定科目を受験していても、その教科が欠席扱いとなり個別試験の受験資格を失ったり、受験資格は有効でも得点が0点として扱われたりします。取扱いは大学により異なりますが、第1解答科目の選択間違いにより、事実上合格への道は閉ざされてしまいます。
この場合には、高得点が期待できる得意科目を第1解答科目として受験する必要があります。また、指定以外の科目を前半60分間に受験すると、後半60分間で指定科目を受験していても、その教科が欠席扱いとなり個別試験の受験資格を失ったり、受験資格は有効でも得点が0点として扱われたりします。取扱いは大学により異なりますが、第1解答科目の選択間違いにより、事実上合格への道は閉ざされてしまいます。
■ 理科、地歴・公民で1科目指定で2科目受験した場合に第1解答科目を採用する大学(9月15日現在)
| 第1解答科目採用大学 | センター試験を利用する 大学全体に対する割合 |
||
| 4年制大学 | 国立大 | 80大学 | 97.6% |
| 公立大 | 43大学 | 54.4% | |
| 私立大 | 71大学 | 13.8% | |
| 短期大学 | 16大学 | 9.7% | |
※私立大、短大では一部の学部、学科、方式で第1解答科目を採用する場合も含む
上表のように、国立大の98%、公立大の54%が第1解答科目を採用するとしています。今後も、11月発表の募集要項(願書)で高得点から第1解答科目へ変更する大学が出る可能性があるので注意が必要です。センター試験後の志望変更を柔軟に行えるためにも、国公立大志望者は第1解答科目で高得点を狙っていくのが正攻法だといえます。 なお、私立大のセンター利用方式では、多くの大学は従来どおりに高得点を採用しますが、主要大学では、早稲田大、芝浦工業大、順天堂大、成蹊大、成城大、東京医科大、同志社大、大阪医科大などが第1解答科目を採用すると発表しています。
このように、大学により対応が異なり複雑になっていますが、各大学を志望する受験生には全員同一条件となるわけで、有利不利はありません。変な策におぼれて当日つまらないミスをしたり、いろいろな雑音に惑わされたりすることなく、本番のセンター試験に準拠した模試を受験して、時間配分の練習も行い、学力のアップとともに自分の持っている学力を最大限に発揮できるようにトレーニングをすることが大事だといえます。