5・6教科7科目平均点、文系、理系ともに大幅アップ
科目別平均点:生物Ⅰは大幅アップ、数学Ⅰ・A、化学Ⅰ、政経で大幅ダウン
大学入試センターが発表した2010年度センター試験平均点の最終集計による主な科目の平均点は下表の通りである。これによると、科目別で前年度最終発表値と比較して上がったのは数学Ⅱ・B(+6.3点)、英語リスニング(+5.4点)、生物Ⅰ(+13.9点)、地学Ⅰ(+14.9点)などで、逆に平均点が下がったのは国語(-7.8点)、数学Ⅰ・A(-15.0点)、物理Ⅰ(-9.5点)、化学Ⅰ(-15.8点)、政治・経済(-10.2点)などで、特に理系の受験生に影響を与える科目の平均点がダウンしたことが特徴だった。また、理科、地歴、公民の科目間の平均点差はそれぞれ20点以内に収まったことで、得点調整は実施されなかったが、理科の化学Ⅰと生物Ⅰの差は15.9点と大きな差になった。
センター試験 科目別平均点
科目名 | 受験者数 | 2010平均点 | 2009平均点 | 10-09 |
| 国語 | 497,431 | 107.62 | 115.46 | -7.84 |
数学Ⅰ・A | 368,289 | 48.96 | 63.96 | -15.00 |
数学Ⅱ・B | 331,215 | 57.12 | 50.86 | +6.26 |
英語(筆記) | 512,451 | 118.14 | 115.02 | +3.12 |
英語(リスニング) | 506,898 | 29.39 | 24.03 | +5.36 |
世界史B | 91,118 | 59.62 | 62.70 | -3.08 |
日本史B | 151,792 | 61.51 | 57.94 | +3.57 |
地理B | 110,093 | 65.11 | 64.45 | +0.66 |
現代社会 | 171,419 | 58.76 | 60.19 | -1.43 |
倫理 | 55,849 | 68.66 | 71.51 | -2.85 |
政治・経済 | 89,887 | 59.16 | 69.31 | -10.15 |
物理Ⅰ | 147,319 | 54.01 | 63.55 | -9.54 |
化学Ⅰ | 208,168 | 53.79 | 69.54 | -15.75 |
生物Ⅰ | 184,632 | 69.70 | 55.85 | +13.85 |
地学Ⅰ | 24,406 | 66.76 | 51.85 | +14.91 |

5教科平均点:文系ややダウン、理系大幅ダウン
5・6教科7科目受験者(900点満点)の最終予想平均点は、文系で551点(得点率61.2%)、理系547点(得点率60.8%)となった。前年度の予想平均点と比較してみると、文系で4点、理系で26点のダウンとなった。
データネット(駿台予備学校/ベネッセコーポレーション主催、センター試験自己採点集計)におけるデータで5・6教科7科目の900点集計を前年度と比較すると、2010年度は文系・理系ともに幅広い得点帯でダウンする結果となった。特に5-7理系では800点以上の得点層でも前年度に比べ10点前後もダウンしており、理系でより大きな平均点ダウンの影響がみられた。特にダウン幅が顕著な得点帯は6-7文系で590点~760点、5-7理系では500点~690点で30点以上のダウンとなった。
文系の地歴公民の高得点科目と低得点科目の得点差は、日本史Bの平均点がアップしたものの、前年並の得点差となった。理系の理科の得点差は、物理Ⅰ、化学Ⅰの平均点ダウンなどから前年よりも低得点帯で得点差が開く結果となっている。
また、リスニングの平均点が5.4点アップし、前年度と比べ幅広い得点帯で得点がアップした。
データネット(駿台予備学校/ベネッセコーポレーション主催、センター試験自己採点集計)におけるデータで5・6教科7科目の900点集計を前年度と比較すると、2010年度は文系・理系ともに幅広い得点帯でダウンする結果となった。特に5-7理系では800点以上の得点層でも前年度に比べ10点前後もダウンしており、理系でより大きな平均点ダウンの影響がみられた。特にダウン幅が顕著な得点帯は6-7文系で590点~760点、5-7理系では500点~690点で30点以上のダウンとなった。
文系の地歴公民の高得点科目と低得点科目の得点差は、日本史Bの平均点がアップしたものの、前年並の得点差となった。理系の理科の得点差は、物理Ⅰ、化学Ⅰの平均点ダウンなどから前年よりも低得点帯で得点差が開く結果となっている。
また、リスニングの平均点が5.4点アップし、前年度と比べ幅広い得点帯で得点がアップした。
3教科型はややダウン
データネット(駿台予備学校/ベネッセコーポレーション主催、センター試験自己採点集計)におけるデータでは、私立大に多い3教科型は文系(外・国・歴or公の受験者)302.1点(-3.1点)、理系(外・数2・理の受験者)306.3点(-2.5点)と、いずれもややダウンした。また、文理別では理系のダウン幅が文系よりもやや大きかった。
得点帯別に見ると、文系では高得点層でのダウン幅が大きいがそれでも10点以下とダウン幅は小さい。理系では240点から380点の得点層で約10点のダウンとなっている。
得点帯別に見ると、文系では高得点層でのダウン幅が大きいがそれでも10点以下とダウン幅は小さい。理系では240点から380点の得点層で約10点のダウンとなっている。
〔データネット 総点平均点対比〕
配点 | 2010年度 | 2009年度 | 2010-2009 | |
6教科7科目文系(外・数2・国・理・歴・公) | 900 | 557.8 | 565.5 | -7.7 |
5教科7科目理系(外・数2・国・理2・歴or公) | 900 | 556.5 | 585.6 | -29.1 |
5教科総合(文系および理系) | 900 | 557 | 577.4 | -20.4 |
3教科文系(外・国・歴or公) | 500 | 302.1 | 305.2 | -3.1 |
3教科理系(外・数2・理1) | 500 | 306.3 | 308.8 | -2.5 |
受験者数、受験率ともにアップ
センター試験の受験者数は520,600人で、前年度に比べ12,979人(+2.6%)増加した。受験者数の増加は志願者数の増加に比べてやや大きく、受験率では94.08%(前年度93.32%)とアップした。
また、2教科以下の受験者数は11,474人(同11,105人)と369人増加した。
また、2教科以下の受験者数は11,474人(同11,105人)と369人増加した。
教科別受験率
教科別の受験率は、2010年度は、前年度と比べて大きな変動は見られない。
地歴・公民受験者のうち2教科受験者の占める割合は49.6%で、引続き減少した。理科2科目受験者の割合は54.7%で前年度に比べて変動はなかった。
地歴・公民受験者のうち2教科受験者の占める割合は49.6%で、引続き減少した。理科2科目受験者の割合は54.7%で前年度に比べて変動はなかった。
〔受験者数・受験率〕
2010年度 |
2009年度 |
2008年度 |
|
・本試験のみ |
519,707 |
507,345 |
504,136 |
・追試験のみ |
453 |
125 |
65 |
・本試験+追試験 |
440 |
84 |
82 |
・本試験+再試験 |
0 |
67 |
104 |
受験者数合計 |
520,600 (94.1%) |
507,621 (93.3%) |
504,387 (92.8%) |
《2教科以下受験者数》 |
11,474 (2.2%) |
11,105 (2.2%) |
11,071 (2.2%) |
〔教科別受験者数・受験率〕
2010年度 |
2009年度 |
2008年度 |
||
出願者数 |
553,368 |
543,981 |
553,352 |
|
受験者数 |
国語 |
498,035 (95.7%) |
485,045 (95.6%) |
481,415 (95.4%) |
地歴 |
364,501 (70.0%) |
360,222 (71.0%) |
357,434 (70.9%) |
|
公民 |
317,529 (61.0%) |
305,739 (60.2%) |
306,497 (60.8%) |
|
数学① |
378,487 (72.7%) |
363,961 (71.7%) |
362,058 (71.8%) |
|
数学② |
340,858 (65.5%) |
328,764 (64.8%) |
328,065 (65.0%) |
|
理科① |
201,372 (38.7%) |
193,293 (38.1%) |
194,432 (38.5%) |
|
理科② |
237,884 (45.7%) |
230,945 (45.5%) |
233,491 (46.3%) |
|
理科③ |
172,000 (33.0%) |
169,641 (33.4%) |
169,132 (33.5%) |
|
外国語 |
513,898 (98.7%) |
501,266 (98.7%) |
498,075 (98.7%) |
|
(リスニング) |
507,509 (97.5%) |
494,541 (97.4%) |
491,056 (97.4%) |
|
全体 |
520,600 (100.0%) |
507,621 (100.0%) |
504,387 (100.0%) |
|
〔地理歴史と公民2科目受験者の内訳〕
地歴・公民
地歴・公民1教科受験者数 229,515人
2教科受験者数 226,251人(地歴・公民受験者中49.6%)
2教科受験者数 226,251人(地歴・公民受験者中49.6%)
教科 |
教科 |
公 民 |
計 |
||
科目 |
現代社会 |
倫理 |
政治・経済 |
||
世界史A |
769 〔0.3%〕 |
268 〔0.1%〕 |
316 〔0.1%〕 |
1,353 〔0.6%〕 |
|
地理歴史 |
世界史B |
30,348 〔13.4%〕 |
12,814 〔5.7%〕 |
14,531 〔6.4%〕 |
57,693 〔25.5%〕 |
日本史A |
1,620 〔0.7%〕 |
363 〔0.2%〕 |
809 〔0.4%〕 |
2,792 〔1.2%〕 |
|
日本史B |
49,542 〔21.9%〕 |
12,669 〔5.6%〕 |
26,914 〔11.9%〕 |
89,125 〔39.4%〕 |
|
地理A |
2,595 〔1.1%〕 |
408 〔0.2%〕 |
776 〔0.3%〕 |
3,779 〔1.7%〕 |
|
地理B |
55,738 〔24.6%〕 |
5,668 〔2.5%〕 |
10,103 〔4.5%〕 |
71,509 〔31.6%〕 |
|
計 |
140,612 〔62.1%〕 |
32,190 〔14.2%〕 |
53,449 〔23.6%〕 |
226,251 〔100.0%〕 |
|
〔 〕内は2科目実受験者の構成率を表す
〔理科2・3科目受験者の内訳〕
理科
1科目受験者数 140,785人
2科目受験者数 199,312人(理科受験者中54.7%)
3科目受験者数 23,947人(理科受験者中 6.6%)
2科目受験者数 199,312人(理科受験者中54.7%)
3科目受験者数 23,947人(理科受験者中 6.6%)
<2科目の内訳>
教科 | 理科② | 理科③ | |||
科目 | 理科総合A | 化学Ⅰ | 物理Ⅰ | 地学Ⅰ | |
理 科① | 理科総合B | 1,067 〔0.5%〕 | 844 〔0.4%〕 | 93 〔0.0%〕 | 4,465 〔2.2%〕 |
生物Ⅰ | 19,145 〔9.6%〕 | 54,841 〔27.5%〕 | 1,258 〔0.6%〕 | 886 〔0.6%〕 | |
理 科 ③ | 物理Ⅰ | 2,684 〔1.3%〕 | 112,919 〔56.7%〕 | ||
地学Ⅰ | 390 〔0.2%〕 | 720 〔0.4%〕 | |||
〔 〕内は2科目実受験者の構成率を表す
<3科目の内訳>
理科③ |
物理Ⅰ |
地学Ⅰ |
|||
理科② |
理科総合A |
化学Ⅰ |
理科総合A |
化学Ⅰ |
|
理 科 ① |
理科総合B |
823 〔3.4%〕 |
5,196 〔21.7%〕 |
926 〔3.9%〕 |
229 〔1.0%〕 |
生物Ⅰ |
402 〔1.7%〕 |
11,010 〔46.0%〕 |
2,582 〔10.8%〕 |
2,779 〔11.6%〕 |
|
〔 〕内は3科目実受験者の構成率を表す
