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2009年度入試面接試験内容『国立大学-近畿-
滋賀医科大
医(看護)〈前〉 120分
【問】

Ⅰ 英文を読んで問に答えよ。
1. 文中「a double-burden of nutrition-related ill health」が示す子どもたちの栄養に関する問題とは何か述べよ。(50字)
2. 文中「The main aim of the NFSI」の内容を述べよ。(100字)
3. 学齢期に達した子ども達の栄養状態を改善するにはどうしたらよいか、筆者の考えを要約し、それを踏まえ考えを述べよ。(300字)
Ⅱ 図と新聞記事を参考に問に答えよ。
1. 生涯医療費の約半分が70歳以上に費やされる理由を述べよ。(50字)
2. 医療費の観点を含め、よりよき老後を迎えるための考えを述べよ。個人の立場あるいは医療人としての立場からのどちらでもよい。(500字)

【図】

Ⅱ 生涯医療費(2005年度推計)

【出典】

Ⅰ World Health Organization (2006, August). News and Information: Nutrition-Friendly Schools Initiative (NFSI). Public Health Nutrition, 9(5), 658-660
Ⅱ 新聞記事 http://www.chunichi.co.jp/article/living/health/CK2007091402048665.html 中日新聞 2007年9月14日

図 平成20年度版厚生労働白書、厚生労働省編、本編・資料編バックアップデータ「第1章 社会保障と国民生活、社会保障の役割」より作図
京都大
経済〈前〉論文Ⅰ 180分
【問】

2つの文章〔A〕〔B〕を読んで問に答えよ。
1. 〔A〕では、「グローバルなもの」と「ナショナルなもの」の関係は、どのように捉えられているか。また、そのなかで「グローバル都市」はどのようなものとして位置づけられているか、説明せよ。(400字)
2. 〔A〕と〔B〕の主張には、どのような共通点と相違点があるか指摘せよ。また、そうした相違点は、何に起因すると考えられるか、推論せよ。(1,000字)
3. 〔A〕ないし〔B〕の分析概念や論点を参照しつつ、グローバル化が現代社会に及ぼす影響や、それに対して考えうる対応について、日本の状況に関連付けながら論ぜよ。(1,600字)

【出典】

〔A〕サスキア・サッセン著 田淵太一・原田太津男・尹春 志訳 『グローバル空間の政治経済学-都市・移民・情報化』 岩波書店 2004年

〔B〕トーマス・フリードマン著 伏見威蕃訳 『フラット化する世界-経済の大転換と人間の未来』 日本経済新聞社 2006年
経済〈前〉論文Ⅱ 120分
【問】

ワーク・ライフ・バランスの問題について、図表と『ワーク・ライフ・バランス憲章』をもとに問に答えよ。(各800字)
1. 図表1〔a〕、〔b〕をもとに、ワーク・ライフ・バランスの希望と現実について男女の特徴を読み取り、その意味、背景について考察せよ。
2. 図表1〔a〕、〔b〕をもとに、女性のワーク・ライフ・バランスの希望と現実について「女性:既婚有業」「女性:独身有業」「専業主婦」の特徴を読み取り、その意味、背景について考察せよ。
3. 図表2と図表3をもとに、職場環境やワーク・ライフ・バランスの実現度が仕事への意欲にどのように関係するかを読み取り、その意味、企業経営への示唆について考察せよ。
4. 以上の考察に基づいて、『仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章』の意義と問題点を述べよ。

【図表】

1 〔a〕属性別ワーク・ライフ・バランスの希望と現実(グラフ) 〔b〕属性別ワーク・ライフ・バランスの希望と現実(表)
2 ワーク・ライフ・バランス実現度と仕事への意欲

3 職場環境(子育てしやすい、女性登用)と仕事への意欲
大阪大
文〈後〉 180分
【問】

Ⅰ 人類の歴史において、虚構には社会や文化の発展に寄与する面があった。その具体的な例を挙げながら、虚構の効用について論ぜよ。(1,500字)
Ⅱ 〔A〕〔B〕のうち1つを選択
〔A〕文章を読んで問に答えよ。 
1. 文中「そこにはある特徴がみてとれる」とあるが、〔1〕どのような特徴か。〔2〕またその特徴は見る側にどんな効果をもたらすか。文中の語を用いて答えよ。(〔1〕30字、〔2〕70字)
2. 文中「文中にある〈大根〉という言葉は、比喩に過ぎないのだろうか」とあるが、〈小鰯〉・〈大根〉といった言葉がただの比喩でないとすれば、いったいどのようなことを表現しているか。文章に即して答えよ。(200字)
3. 人々が「原爆の絵」をこのようにしか描けないのはなぜか。考えを述べよ。(600字)
〔B〕マチュ・ピチュ遺跡からの出土品をペルー側に返還するにいたる交渉の経緯を伝える文章を読んで問に答えよ。
1. マチュ・ピチュ遺跡からの出土品の所有権をめぐる、ペルー政府とイェール大学の論争に現れたのは、どのような立場や考え方の違いだったか説明せよ。(150字)
2. 両者の交渉の結果は、どのようなものになったか。そこに反映された「新たな協力関係」がよくわかるよう説明せよ。(150字)
3. 以上の経緯と結果をふまえて、「文化財はだれのものか」という問題について、あなたの考えを述べよ。(400字)

【出典】

Ⅱ〔A〕 直野章子著 『「原爆の絵」と出会う』

Ⅱ〔B〕 米国 報道記事 2007年11月14日付
法〈後〉 120分
【問】

文章を読んで問に答えよ。
1. 文中で著者は、人は「何のために」働くのか、という問に、「自己を実現するため」と答えることに「どこか釈然としないものがある」と述べている。その理由を、著者の述べるところにしたがってまとめよ。(400字)
2. 文中で述べられている著者の考えをふまえた上で、働くことの意味について、考えを述べよ。(1,200字)

【出典】

大庭 健著 『いま、働くということ』 ちくま新書 2008年(一部変更あり)

人間科学〈後〉 180分
【問】

Ⅰ 英文を読んで問に答えよ。
1. 実験1の方法と結果を要約せよ。(260字)
2. 実験2は実験1で判明しなかった問題点を明らかにすることを目的にしている。その目的とは何か、および実験2の結果と、それから何が結論されるのかを説明せよ。(300字)
3. この研究全体の実社会における意義について説明せよ。(160字)
Ⅱ 文章を読んで問に答えよ。
文中「80年代の半ばに上昇スピードが高まった後、90年代にはそのペースは弱まったが、緩やかに上昇を続けた」のように1980~1990年代に日本で所得格差が拡大した理由は何か、できるだけ説得力のある仮説を3つ考え、述べよ。(各80~120字)
Ⅲ 文章を読んで問に答えよ。
1. 著者は文中「この可能性が成立するためには、いくつかの前提が成り立つことが証明されなくてはならないからです。」として、複数の前提を挙げている。文章の主旨から考えて、そのうちのひとつの前提はどのようなものか、また著者はその前提は成り立つとしているが、そう考えられる理由は何か述べよ。(200字)
2. 文中「この指摘」について、著者はこの後で「この指摘」の正否を検討するためには、いわゆる偏差値の高い大学生での一般的信頼尺度・泥棒尺度の関係を、ある観点から2群に分割してその数値を検討することが必要だとしている。それはどのような観点であるか、またその結果がどのようなものであれば「この指摘」の正否が証明されると考えられるかを述べよ。(400字)

【出典】

Ⅰ E.F.Loftus and J.C.Palmer(1974). Journal of Verbal Learning and Verbal Behavior, 13,pp.585-589
Ⅱ 大竹文雄著 『日本の不平等』 日本経済新聞社 2005年

Ⅲ 山岸俊男著 『安心社会から信頼社会へ 日本型システムの行方』 中央公論社 1999年
医(医)〈後〉 180分
【問】

Ⅰ 英文を読んで問に答えよ。
1. 文中「The gas causing the bends is always nitrogen」について、なぜ潜水病では、二酸化炭素や酸素でなく、それらよりも溶解度が低い窒素が原因になるのか、その理由を答えよ。(200字)
2. 選択問題
3. 体重70kgのN博士が、空気でふくらましたダイビングスーツで水深20mまで潜ったとする。溶ける窒素の量が飽和に達するまでの十分な時間潜ったと仮定すると、体に溶けている窒素の重量は全部でいくらになるか。考え方や計算式も記載せよ。
4. 文中「how can seals and whales,which dive over and over again,avoid this danger?」について、アザラシやクジラは、海に潜るにも関わらず潜水病にならないのはなぜか、考えを述べよ。(200字)
Ⅱ 英文を読んで問に答えよ。
1. X-線とガンマー線の違いを述べよ。(150字)
2. 電磁波(electromagnetic radiation)の中でも124eV以上のエネルギーを持つ光子を電離放射線(ionizing radiation)、それ以下のエネルギーを持つ光子を非電離放射線(nonionizing radiation)と区別しているが、波長300mのラジオ波および波長500nmの可視光の光子のエネルギーはそれぞれいくらになるか計算せよ。
3. 〔1〕文中「約67cal」はどのような計算で導き出されるか、計算式を示せ。
〔2〕文中「one sip of warm coffee」となっているが、60℃のコーヒーを体温37℃の人が飲むと、約何mlになるか計算せよ。
〔3〕空欄補充
4. 放射線は、熱や機械的エネルギーに比べ、身体全体に付与されるエネルギーが少なくても大きな生物作用を与える。その理由を著者はどのように述べているか、説明せよ。(150字)
Ⅲ 英文を読んで問に答えよ。
1. 英文和訳(2問)
2. 小児型結核(childhood-type tuberculosis)の場合、肺内の一次病変から以下の二次病変へ結核菌が到達するときの感染経路を解剖学的に説明せよ。
〔1〕肺内に二次病変を形成するときの結核菌の肺内の一次病変部位からの感染経路
〔2〕全身に血行性の二次病変を起こす時の肺内の一次病変部位からの感染経路
3. 文中「the high native and acquired resistance of the host」の内容を文中より説明せよ。(200字)
4. 初期人類の骨破壊像から、結核菌は人類の歴史とともに共存(寄生)して存続して来たことがわかっている。結核菌が感染症として存続してきた理由について、小児型結核と成人型結核の感染様式を対比しながら論述せよ。
Ⅳ 文章を読んで問に答えよ。
1. 文中では保健行政を進める上で都市が有機生体であると考えて対応する必要があると述べている。都市が有機生体であるとはどういうことか説明せよ。
2. 文中では花柳病予防は都市保健上の重要課題であり、その病気の性格上まん延防止が難しいと述べている。今日、HIV(Human Immunodeficiency Virus:ヒト免疫不全ウイルス)による感染症は、過去における花柳病の場合と同様に、大都市の重要な保健課題となっている。現在増加傾向にある大都市のHIV感染予防のためにどのような対策を講じるべきか、記述内容を参考にして論ぜよ。(300字)
3. わが国が国民皆保険制度を達成したのは昭和36年である。いかなる病人をも救済していける社会の実現は悲願であった。疾病保険の普及が必要である理由について記述内容から説明せよ。
4. 文中で昭和初期のわが国は文化国中最高の乳児死亡率であると述べている。乳児死亡率を下げていくためにはどのような対策または努力を行うことが必要であるか、記述内容をもとに説明せよ。
5. 衛生検査(監視)業務は、食品衛生一般、あるいは住宅の建築室内設備、排水工事方面、あるいは汚物処理、煤煙その他有害ガスの監視ならびに衛生工場等諸般の衛生監視にわたっている。文中「性質上警察事務より分離せしむること」において、警察事務から衛生検査(監視)業務を分離する必要があると述べているが、なぜ分離が必要であるのか、その理由について考え説明せよ。(200字)

【出典】

Ⅰ “Problems of diving”,Animal Physiology,Knut Schmidt-Nielsen
Ⅱ “Radiobiology for the Radiologist”by Eric Hall and Amato Garcia
Ⅲ A.M. Dannenberg:Pathogenesis of Human Pulmonary Tubercurosis

Ⅳ 藤原九十郎著 『都市に必要な保健行政とその改善』 大大阪 1938年
歯〈後〉 120分
【問】

Ⅰ 文章を読んで問に答えよ。
1. 文中「小さいものほど変異が起こりやすい」のはなぜか。適切と考えられる理由を4つ以上あげ、説明せよ。(200字)
2. 文中「なぜだろうか」に対して、適切と考えられる理由を書け。(90字)
3. 文中に書かれているように、「魚が泳ぐことは、動物が歩くことと同じ反復運動であるにもかかわらず、歩くことよりエネルギー効率がまさっている」ようである。それはなぜか、適切と考えられる理由を書け。(90字)
4. 文中に出てくるプロペラ動物が、実際にはいないのはなぜか。適切と考えられる理由を書け。(90字)
5. 「ところが、こんな生物では」という文章の後には「こんな生物」が背負ってしまう大きな問題点が記されている。この問題を避けるために生物が選んだ方法が、文中の【  】に記されている。推測される記載内容を書け。(100字)
Ⅱ 英文を読んで問に答えよ。
1. 英文和訳(150字)
2. 文中「Immediately after」のように対応しなければならない理由を述べよ。(90字)
3. 文中「trust」と「trustworthiness」について、文中の具体例を用いて説明せよ。(150字)
4. 医療人と患者をそれぞれtrust gameのsubject1とsubject2としたとき、患者の血中oxytocin濃度を知る意義について、医療人の立場から、考えを述べよ。(200字)

【出典】

Ⅰ 本川達雄著 『ゾウの時間ネズミの時間』

Ⅱ Scientific American誌 2008年6月号88~95頁
薬〈後〉 120分
【問】

Ⅰ エイズウィルスや肝炎ウィルスに汚染された血液製剤を投与された患者が、エイズや肝炎、肝硬変、肝がんを発症し、薬害として大きな社会問題となっている。(1)厚生労働省職員(2)創薬研究者(3)薬剤師のそれぞれの職種についた場合、各々の立場からこの薬害問題に如何に関わっていきたいか、思うところを述べよ。(各250字)
Ⅱ 文章を読んで問に答えよ。
1. Hellingaの研究チームが、2004年の論文を撤回するに至った原因を具体的に述べ、撤回されるような論文が提出されないようにするための方策について説明せよ。(100字)
2. Hellingaの研究チームの功罪について、あなたの考えを述べよ。(300字)

【出典】

Ⅱ http://www.nature.com/news/2008/080213/full/news.2008.569.html

神戸大
文〈後〉 120分
【問】

文章を読んで問に答えよ。
1. 文中に「博物館というものの内部に漂っているあの奇妙な悲しさ」とあるが、この「悲しさ」が何に由来するのか説明せよ。(300字)
2. 文中「“私は旅や探検家が嫌いだ”というこの本の冒頭の一句を盗用したい誘惑は自分が文章を書いて暮らすかぎり消えないだろう」のように筆者が述べるのは何故か、筆者が文中で「旅」や「探検家」の問題として指摘している点を踏まえ説明せよ。(400字)
3. 文中「われわれは正直な道具類の代わりにブラック・ボックスの利便を選びとってしまった」とあるが、わたしたちが今後、ますます「ブラック・ボックスの利便」を追求していった場合、わたしたちの生活はどのようなものになっていくと考えるか。「正直な道具類」との関係にも留意しながら論ぜよ。(800字)

【出典】

池澤夏樹著 『見えない博物館』 2001年

法〈後〉 180分
【問】

裁判員制度に賛成する論拠、および反対する論拠を資料〔1〕から〔6〕にあらわれている範囲で、かつ、資料〔1〕から〔6〕のすべてを用いてまとめよ。(1,000字)

【出典】

〔1〕日本弁護士連合会作成パンフレット 『2009年スタート〔裁判員制度〕』 2007年
〔2〕佐藤幸治 竹下守夫 井上正仁著 『司法制度改革』 有斐閣 2002年
〔3〕西野喜一著 『裁判員制度の正体』 講談社 2007年
〔4〕ダニエル・H・フット著(溜箭将之訳) 『名もない顔もない司法:日本の裁判は変わるのか』 NTT出版 2007年
〔5〕井上 薫著 『市民のための裁判入門』 PHP研究所 2008年

〔6〕丸田 隆著 『裁判員制度』 平凡社 2004年
国際文化〈後〉 120分
【問】

文章を読んで問に答えよ。
1. 文中「ロシア・オリエンタリズム論」の特徴を述べよ。(600字)
2. 文中「オリエンタリズムは内面化した」とはどういうことか説明せよ。(300字)
3. 文中「権力や偏見の構造が、単に誰かを悪者に仕立てることによって解体できるのではなく、社会の隅々に入り込んでいることを認識」することがなぜ重要なのか、具体例をあげて考えを述べよ。(800字)  

【出典】

宇山智彦著 『序章 地域認識の方法-オリエンタリズムを超えて』(『講座スラブ・ユーラシア学第2巻 地域認識論-多民族空間の構造と表象』) 講談社 2008年

理(物理)〈後〉 100分
【問】

Ⅰ 等しい断面を持ち、長さがL1とL2の2本の角材がある。図のように角材を水平な台の上に重ねて置き、台の端から上側の角材の先端までの水平距離Dをなるべく大きくするには、どのような配置にすればよいか述べよ。
Ⅱ 図のように、十分長い金属円筒に電流計が接続されている。正電荷qを帯びた物体を、ぶつからないように円筒中を通過させると電流計の針が振れた。電流が流れる理由を述べ、時間とともにその電流の向きと大きさがどのように変化するかについて大まかなグラフを描け。また、そのグラフから電荷qを求める方法について述べよ。
Ⅲ 地球が月におよぼす力と、地上で物体にはたらく重力は、ひとつの法則に従っていることを、以下に示す数値を参考にして説明せよ。
地球の半径:6.4×106m
地球の中心と月の中心との距離:地球の半径の約60倍
月の公転周期:約27日  

【図】

Ⅰ 水平な台の上に2本の角材を置いた図

Ⅱ 電流計が接続された円筒と正電荷qを帯びた物体の形状図
理(地球惑星科学)〈後〉 180分
【問】

Ⅰ 英文を読んで問に答えよ。
1. グローバルな海面水位は、これまでどのように変化してきたと述べられているか、箇条書きで答えよ。
2. グローバルな海面水位の上昇をもたらす主要因を2つ書け。また、1993年~2003年において、それぞれの要因は、どの程度の割合で影響を与えたと評価されているか答えよ。
3. A1B scenarioで予想されている将来の海面水位について、地域差を含めて答えよ。
4. 地球の温暖化によるグローバルな海面水位の変化を正確に予測するためには、何が必要であると思うか、報告書を参考にして考えを論理的に記述せよ。(300字)
Ⅱ 太陽光が原因となって生じる自然現象について、問に答えよ。
1. 太陽の光は、大気中の分子や小さいゴミにあたると散乱される。昼間の空が青いことと、夕焼けが赤く見えることが、どのように関連しているのか説明せよ。
2. 太陽の光が大気中の水滴にあたると虹ができる。虹が多彩な色になるのは、光が水滴で屈折するためであり、ふつう地上で現れる虹は円弧の形をしている。多くの人がそれぞれ異なる位置から虹を眺めても、形が同じように見える理由を書け。
3. 太陽の光を反射して白っぽく見えている乾いた砂に、水をかけると砂は黒っぽく見えるようになるのはなぜか、理由を書け。
4. あなたが経験した身の回りの現象の中で、太陽光の散乱、屈折、反射で引き起こされた例を1つ挙げて、原理と共に説明せよ。ただし、問1~3で取り上げた現象以外を対象とする。(300字)
Ⅲ 文章を読んで問に答えよ。
1. 文中「科学は再現の可能な問題、英語でリプロデューシブルといわれている問題が、その対象となっている」と述べられているが、なぜ科学は再現可能な問題を対象にするのか、考えを書け。(200字)
2. 一度しか地球に接近しない彗星は、我々にとっては再び観測することができず再現可能な問題とは呼べない。このような彗星は科学の対象となるか、考えを述べよ。(400字)

【出典】

Ⅰ Working Group I Report “The Physical Science Basis”

Ⅲ 中谷宇吉郎著 『科学の方法』 岩波書店 1958年
発達科学〈後〉 150分
【問】

文書を読んで問に答えよ。
1. 筆者が文中「奉仕の定義や概念そのものが、家族の生活の前提となるそうした倫理や宗教と深く関わっている。」のように主張するに至った根拠を、文中の例をあげてまとめよ。(300字)
2. 文中「人間というものはときどき人の話が聞こえなくなり、ある発言に精一杯注意を傾けながら、別の発言はまったく耳に入れようとしないこともある。」で筆者が指摘していることを、あなたが志望する学科で学ぼうとする上でどのように生かせると考えるか、あなたが学ぼうとしている事柄を具体的に述べた上で論ぜよ。(400字)
3. 文中「今思うと、あのときの私はいつも抽象的な議論よりも体験によって学んでいたように思う」のような学びの方法について、文中の筆者の体験に具体的に言及しながら、評価を述べよ。(400字)

【出典】

ロバート・コールズ著 池田比佐子訳 『ボランティアという生き方』 朝日選書 1996年

兵庫教育大
学校教育〈前〉 小論文A 60分
【問】

文章を読んで問に答えよ。
1. 文中「発達の論理」について、文章の言葉を用いて説明せよ。(40字)
2. 「経験」の特徴について、著者の視点を交えて述べよ。(100字)
3. 文中「遊びが本来もっているはずの生成の力と奥行き」について、著者が主張する「体験」の意義と関連させながら、具体例を挙げて論述せよ。(400字)

【出典】

矢野智司著 『意味が躍動する生とは何か』

学校教育〈前〉 小論文B  60分
【問】

文章を読んで問に答えよ。
1. 気体の温度と体積の関係を用いると、何についての測定器を作ることができるか、文中「ばねばかり」に関する記述を参考にして説明せよ。(80字)
2. 〔1〕図(1a)のグラフから最低温度を求める方法を“一次関数”、“x軸”、“y軸”、“交点”の単語を用いて述べよ。(30字)
〔2〕ある気体は、温度を低下させていくと、図(1b)のAの温度で急激な体積変化を示した。何が起こったか述べよ。(20字)
3. 文中「ある圧力では温度が低下すると気体から固体へと変化する場合があります」について、どのような圧力の条件であるか答えよ。(5字)
4. 温度を一定にして圧力を上昇させた場合、固体から液体への状態変化が現れる。しかしながら、図(2)に示す融解曲線では温度を一定にして圧力を上昇させても、固体(氷)から液体(水)への変化は現れない。温度一定の条件で、圧力上昇によって氷から水への変化が現れるためには、氷と水の間の融解曲線は、どのようなものであればよいかを描け。
5. 氷と水、水と水蒸気の密度の違いを図(3)のジュールモデルを参考にして述べよ。(80字)

【出典】

(1a)(1b)気体の温度と体積の関係をグラフ化した図
(2)二酸化炭素の状態図

(3)氷、水、水蒸気の水分子の様子をあらわした図
和歌山大
経済〈後〉 90分
【問】

文章を読んで問に答えよ。
1. 筆者の考える「人間という概念」について説明せよ。(70字)
2. 筆者が考える、ロバート・ソローの「持続性の概念」の利点とは何か、説明せよ。(200字)
3. 筆者は、ソローが想定している人間についての観点には含まれていないものを指摘している。その観点とはどのようなもので、環境保護とどのような関係があるのかを、文中の例以外の具体例を挙げて、説明せよ。(250字)
4. この文章で説かれている「持続可能な発展」を目指すうえで、市民が果たすべき役割とはどのようなものか、環境問題や環境政策についての具体例を挙げながら述べよ。(300字)

【出典】

アマルティア・セン著 東郷えりか訳 『人間の安全保障』 集英社新書 2006年

観光〈後〉 90分
【問】

Ⅰ 文章を読んで問に答えよ。
1. 「お任せ」をすることによって起こる弊害を説明せよ。(200字)
2. 文中にある「道徳への技術の適用」とはどのようなことか、説明せよ。(200字)
3. 科学・技術の発展はどのようにあるべきか。文章に書かれている内容をふまえて意見を述べよ。(400字)
Ⅱ 文章を読んで問に答えよ。
1. 筆者は、アラビア人の時間についての観念をどのようにとらえているか、まとめよ。(200字)
2. 筆者は、イスラームでは「動く」ことも「ゆとろぎ」の時間であると説明している。その理由を説明せよ。(200字)
3. 筆者は、動くことを大切にする「イスラーム」と、動くことはあまりよくないこととする「日本」を対比させている。この対比によって筆者が主張したいことを説明せよ。(400字)

【出典】

Ⅰ 池内 了著 『疑似科学入門』 岩波書店 2008年

Ⅱ 片倉もとこ著 『ゆとろぎ イスラームのゆたかな時間』 岩波書店 2008年
教育(学校教育/文科系)〈後〉 120分
【問】

Ⅰ 「夏休みは輝く」と題された文章を読んで問に答えよ。
1. なぜ「夏休みは輝く」のか、筆者の挙げている2つの理由を、それぞれ要約せよ。(200字)
2. なぜ「夏休みは輝く」のか考えを述べよ。(400字)
Ⅱ 公立小学校の教員が「心がけている授業方法」の表について問に答えよ。
1. 3つの調査年次を比較して、教員の「心がけている授業方法」について読み取れる変化を述べよ。(500字)
2. 1.で述べたことをふまえ、教員の「心がけている授業方法」の経年変化に対する考えをまとめよ。(300字)

【出典】

Ⅰ 池田晶子著 『暮らしの哲学』 毎日新聞社 2007年
Ⅱ ベネッセ教育研究開発センター 『第4回学習指導基本調査報告書 -小学校・中学校を対象に-』 研究所報Vol.46 2008年

【図】

Ⅱ 表 心がけている授業方法の変化

教育(学校教育/理科系)〈後〉 120分
【問】

Ⅰ カードの組み合わせゲームに関する文章を読んで問に答えよ。
1. 田中さんが質問に対して「はい」と答えたときに、田中さんが持っている2枚のカードは、どのような組み合わせが可能か、すべて書け。
2. 文中で田中さん、中川さん、川田さんの持っていたカードは、それぞれどのような組み合わせが可能と考えられるか、すべて書け。
3. 文中、本当に絵札を持っているのは3人のうちの誰か。どのように考えたか図や表を用いて文章で書け。
Ⅱ 文章を読んで問に答えよ。
1. 有人宇宙実験施設を活用して、小学生、中学生、高校生の科学への興味を高めるために、どのような実験や観察を行ってみたいと思うか、3つの例を挙げて書け。(200字)
2. 1.で答えた3つのうちから1つを選んで、その実験・観察の目的や方法と予測される結果について、より詳しく説明せよ。(600字)

【出典】

『〈きぼう〉ハンドブック』 宇宙航空研究開発機構(JAXA)ホームページ

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