
国立大入学定員316人増加
8月29日、文部科学省より2009年度国立大の入学定員(予定)が発表された。2009年度国立大の入学定員は全体で316人の増加が予定されており、96,272人となり、医学部の入学定員増加(361人増)による影響で1994年以来15年ぶりの定員増になることがわかった。
医学部入学定員の増員について
今回発表されたもののうち、医学部入学定員の増員は、下記の経緯による各大学の検討状況を一覧にしたものである。(医学部定員増一覧)
2007年の「緊急医師確保対策」により、各都府県5人(北海道は15人)の医学部医学科入学定員の増員が決定された。さらに2008年の「経済財政改革の基本方針2008」(6月27日閣議決定)を踏まえ、文部科学省は、医師不足が深刻な地域や診療科の医師を確保する観点から、医師養成数を「早急に過去最大程度(8,280人)まで増員」するため、入学定員の増加のための認可申請期限の特例(通常6月末→10月末に期限延長)を設け、2009年度の増員を受け付ける旨、医学部を置く各大学に通知した(2008年8月5日付)。(2009年度国公立の入学定員について)
またこれは医学部を置く私立大にも通知され、さらに1998年から10%の定員削減を求められている歯学部定員を、当該目標値以上削減する私立大については、医学部定員への上乗せを可能としている。
2009年度概算要求における国立大の増員の要求と8月末現在の公・私立大学の増員の検討状況は以下の通りとなっている。
①既定計画(緊急医師確保 対策)に基づく増員数 |
②今回の特例措置に 基づく増員数 (注1) |
③増員数合計 (①+②) |
増員後の 入学定員 |
|
国立 |
164人 (34大学) |
199人 (39大学) |
363人 (注2) (42大学) |
4,528人 |
公立 |
10人 (注1) (3大学) |
70人程度 (8大学) |
80人程度 (8大学) |
810人程度 |
私立 |
15人 (4大学) |
300人程度 (28大学) |
320人程度 (29大学) |
3,220人程度 |
合計 |
189人 (41大学) |
570人程度 (75大学) |
760人程度 (79大学) |
8,560人程度 |
(注1)増員数は、各大学の検討状況をまとめたものであり、今後各大学からの申請、
文部科学省における審査により変更の可能性がある。
文部科学省における審査により変更の可能性がある。
(注2)国立大学の増員数(363人)には、編入学定員(滋賀医科大学)2人を含む。
(参考)医学部入学定員の推移
国立 |
公立 |
私立 |
合計 |
|
ピーク時(1982年度) |
4,580 |
660 |
3,040 |
8,280 |
抑制後(2007年度) |
4,090 |
655 |
2,880 |
7,625 |
2008年度 |
4,165 |
728 |
2,900 |
7,793 |


