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2009年度国公立大学 入学者選抜概要
国公立大学の5(6)教科7科目化は定着
新たに5大学でAO入試導入
さらに強まる難関大の前期入試一本化への動き
トピックス
2009年度国公立大学入学者選抜概要まとまる
 去る8月29日、文部科学省より『2009年度国公立大学入学者選抜概要』(2008年7月末現在)がまとめられ発表された。センター試験を5(6)教科7科目以上課す国公立大学・学部数は前年の110大学398学部から変わらず、国公立大の5(6)教科7科目化はほぼ定着している。またAO入試を実施する大学は5大学増加し、後期入試廃止の代替として新たにAO入試を実施するなどを理由に拡がりを見せている。
国公立大入試の多様化
 文部科学省では、各大学に対して「AO入試、推薦入試等の特別選抜方法の積極的導入を図るとともに選抜方法の多様化、評価尺度の多元化を推進すること」と通知しており、これに基づいて2006年度から、AO入試や推薦入試などの選抜方法を確保することを条件に、個別試験の前期一本化を認める方針が打ち出された。
 これを受けて2007年度は、東北大、東京工業大、名古屋大、京都大、九州大などの難関大で一部の学部で後期日程が廃止された。さらに2008年度入試では、東京大が理三で後期を廃止し、その他の科類は後期募集人員を100人に削減して一括募集を実施した。2009年度入試では、一橋大・商、東北大・文、京都大・医(人間健康)、大阪大・理の一部でも後期日程が廃止され、前期一本化への流れがさらに進んでいる。
推薦入試の導入は横ばい
 近年、国公立大の推薦入試を導入する大学は2003年度までは大学数、学部数ともに少しずつ増加してきたが、それ以降はAO入試への転換や大学の再編・統合に伴い大学・学部数は横ばいが続いている。2009年度については145大学408学部(前年度142大学402学部)と入学者選抜実施大学・学部数に占める割合は75%と前年並みである。ただし、募集人員は毎年増加し続けており、全体の募集人員(国立大96,020人、公立大25,945人、計121,965人)に対する割合は、国立大12.4%(11,953人)、公立大23.0%(5,973人)、計14.7%(17,926人)を占めている。
AO入試は5大学で新規導入 (一橋大は廃止)
 AO入試は、後期日程廃止に伴い、実施大学・学部数は過去最高の64大学164学部で実施される。(2008年7月末現在)2009年度新規導入大学・学部は、弘前大・医、奈良女子大・文、佐賀大・文化教育、北九州市立大・地域創生学群(通常枠)、九州歯科大・歯の5大学。既に導入済みの大学で、学部を増やして導入するのは、東北大・文、千葉大(理数大好き学生選抜(理、工、園芸))、金沢大・医薬保健学域、信州大・農、九州大・教育、高知女子大・文化の6大学8学部である。AO入試の募集人員も年々増加しており、全体の募集人員に対する割合は、国立大2.8%(2,649人)、公立大1.7%(431人)、計2.5%(3,080人)を占める。
 一方で一橋大・商が、2003年度入試から実施してきた専門高校生(商業科他)に対するAO入試は、大学入試センター試験を課しての「専門高校生推薦入試」に替わる。
 2008年度入試から、推薦入試と同様に、合格して入学手続を行ってしまうと他の国公立大学の合格者とはなり得なくなっているので注意が必要だ。
グラフ 論文を課す大学・学部数、面接を課す大学・学部数
推薦入試を実施する大学・学部数
AO入試を実施する大学・学部数

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