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【1】志願者数487,777人(-0.2%)
国立大微減、公立大微増
志願倍率は4.9倍(+0.1ポイント)
文・人文学部系、看護・保健学部系で減少
理工学部系、薬は回復のきざし
北海道地区、東北地区、中部地区、中国地区、四国地区で減少
関東地区、首都圏、近畿地区、九州地区で増加
前期は、北海道大、東京工業大、神戸大、九州大が減少、他大学は増加
後期廃止・削減大学により前期募集人員が増加した東北大、東京大、名古屋大は志願倍率ダウン
後期は、大阪大が大幅増加、東京工業大、一橋大は微増に留まる
新方式の東京大後期は、志願倍率34.9倍という高倍率
第一段階不合格者増加
不合格者数増減の目立つ大学

志願者数減少

一般入試487,777人(-750人)
 去る2月6日、国公立大の出願が締め切られ、文部科学省は確定志願状況を発表した。
 それによると、一般入試の志願者数は、前年に比べて750人(0.2%)少ない487,777人となった。出願最終日の状況では前年の志願者数を上回るかと思われたが、結果的には前年より0.2%の減少となった。この結果わずかながら増加に転じた前年の国公立大の志願者は再び減少することとなった。しかし、志願倍率は、募集人員が前年より減少しているため、4.9倍(前年4.8倍)と0.1ポイントアップした。
国立大は減少、公立大は増加
国立大   減少  366,121人(-2,847人)
公立大   増加  121,656人(+2,097人)
前期 -0.2%(国立大-724人 公立大+222人)
後期 -0.9%(国立大-2,123人 公立大+235人)
 国・公立大学別に見ると、国立大は前期で-724人(-0.4%)、後期で-2,123人(-1.2%)とともに減少しており、全体では2,847人(0.8%)減少した。倍率は3.1倍(前年3.1倍)と横ばい、後期は志願者数が減少したが、後期廃止の大学も増加し、募集人員の減少幅も大きかったため、志願倍率は9.7倍(同9.3倍)とアップした。
また公立大では、前期で222人(0.4%)、後期では235人(0.6%)、中期で1,640人(6.5%)といずれも増加し、中期の増加幅が大きくなった。倍率は、前期4.1倍(前年4.1倍)、後期11.7倍(同11.4倍)、中期13.8倍(同12.6倍)となった。
国公立大を合わせた前期全体では502人(0.2%)減少し、倍率は3.3倍(同3.3倍)と横ばい、また、後期全体では1,888人(0.9%)減少したにもかかわらず、倍率は10.0倍(同9.7倍)とアップした。
〔日程別志願状況〕
区分
日程
2008年確定
2007年確定
募集人員
志願者数
倍率
増減
指数
募集人員
志願者数
倍率
国立
前期
63,587
197,166
3.1
-724
100
63,583
197,890
3.1
後期
17,379
168,955
9.7
-2,123
99
18,301
171,078
9.3
合計
80,966
366,121
4.5
-2,847
99
81,884
368,968
4.5
公立
前期
13,583
55,510
4.1
+222
100
13,435
55,288
4.1
後期
3,376
39,466
11.7
+235
101
3,442
39,231
11.4
中期
1,939
26,680
13.8
+1,640
107
1,988
25,040
12.6
合計
18,898
121,656
6.4
+2,097
102
18,865
119,559
6.3
全体
前期
77,170
252,676
3.3
-502
100
77,018
253,178
3.3
後期
20,755
208,421
10
-1,888
99
21,743
210,309
9.7
中期
1,939
26,680
13.8
+1,640
107
1,988
25,040
12.6
合計
99,864
487,777
4.9
-750
100
100,749
488,527
4.8
志願者増減の背景
●受験人口減少の影響
 国公立大志願者増減の最も大きな要因は受験人口の増減である。2008年度の大学・短大志願者数は駿台予備学校推定で73.2万人(前年度77.1万人)と、前年に比べ約3.9万人の減少が見込まれている。今年度センター試験の志願者数は受験人口減少の幅が前年に比べて大きかったため減少した。国公立大の志願者数は国公立大志向、特に難関大志向が強いこと、センター試験の平均点アップの影響もあり、僅かながら減少したが、その減少幅は受験人口の減少率に比べるときわめて小さいものとなった。
●センター試験平均点変動の影響
 今年度のセンター試験の志願者数は前年に比べ約10,000人(-1.8%)減の543,385人であった。センター試験利用私立大や短大の拡大があるため、受験人口は減少し続けているもののセンター試験志願者は前年はわずかながら増加したが、2008年度は減少に転じた。そのセンター試験の平均点の変動は今年も国公立大の出願に大きく影響を与えている。
 今年度は国語(+11.69点)、数学ⅠA(+12.25点)、現代社会(+10.24点)、地理B(+7.95点)といった科目で平均点がアップ。一方平均点がダウンしたのは世界史B(-8.77点)、生物Ⅰ(-9.40点)という結果だった。5・6教科7科目受験者の平均点は文系、理系ともにアップし、特に理系が大幅にアップした。一般的には、センター試験の平均点が下がれば、国公立大の志願者数は減少するといわれており、前年は平均点が大幅にダウンし、センター試験の結果だけで出願を断念してしまった受験生が多かった。今年は出願期間最終日の志願者数は前年同時期の志願者数よりも増加していたが、最終的には僅かながらの減少となった。受験人口の減少を考えると国公立大出願者の減少率は小さい。難関大における一部の学部の後期日程廃止により受験機会が減少し、一人あたりの出願校数が減ることも考えられたが、センター試験の平均点が上がったことから前年とほぼ同程度の出願者数となった。
※2008年度二次出願者数および志願倍率
国公立大二次出願者数推移(確定志願者数による)

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