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教科別・東大対策アドバイス 英語
過去の出題内容
年度
番号
項目
分野・テーマ(表題)・問題レベル
11
1
読解
(A)全文要約問題(記述)「科学教育のあり方と展望」について〈難〉
(B)段落整序問題(客観)" Don' t worry, Dad " 〈標準〉
(C)不要文選択、文補充、趣旨選択問題(客観)「コーヒーハウス」について〈標準〉
2
英作文
(A)自由英作文(空所補充)(記述)〈やや難〉
(B)自由英作文(論説型)(記述)〈やや難〉
3
リスニング
(A)「'landscape'という語の意味」(客観)〈標準〉
(B)「Brook Farmという共同体についての講義」(客観)〈標準〉
(C)(B)に続く先生と学生二人による討論(客観)〈標準〉
4
文法・語法
(A)取り除くべき一語の指摘(記述)〈やや易〉
読解
(B)英文和訳(記述)「クロスワードパズルの出現と影響」〈標準〉
5
読解
長文読解総合問題(記述+客観)「心の傷を負った少女と医師のやりとり」〈標準〉
10
1
読解
(A)全文要約問題(記述)「SFの存在意義」について〈やや難〉
(B)読解(文補充・段落整序など) (客観)「小惑星帯から資源を獲得する可能性」について〈標準〉
2
英作文
(A)空所補充(記述)〈標準〉
(B)派生語補充問題(記述)〈易〉
3
リスニング
(A)「図書館と『書物』の変遷」(客観)〈標準〉
(B)「同窓生たちの会話」(客観)〈標準〉
(C)「ロールモデル」(記述)〈標準〉
4
文法・語法
(A)取り除くべき一語の指摘(記述)〈標準〉
読解
(B)英文和訳(記述)「映画スターとは」〈やや難〉
5
読解
長文読解総合問題(記述+客観)「William Porter(=O. Henry)の伝記」〈標準〉
09
1
読解
(A)英文の趣旨をまとめる問題(記述)Annie Dillard:Seeing〈難〉
(B)読解(文補充・段落整序など) (客観)「万年筆のコレクションについて」〈標準〉
2
英作文
(A)空所補充(記述)〈標準〉
(B )書き換え問題(記述)〈易〉
3
リスニング
(A)「超常現象に対する態度」 (客観)〈やや易〉
(B)「味覚」 (客観)〈やや易〉
(C)「石油を巡る情勢」 (記述)〈やや難〉
4
文法・語法
(A)取り除くべき一語の指摘(客観)〈標準〉
読解
(B)英文和訳(記述)Mary Gordon:Eleanor's Music〈標準〉
5
読解
長文読解総合問題(記述+客観)NewYorkTimes,February5,2006:Looking for the Lie〈標準〉
08
1
読解
(A)全文要約(記述)「外見と内面の関係をどう考えるべきか」〈やや難〉
(B)読解(文補充・段落整序など)(客観)「生命の起源について」〈標準〉
2
英作文
(A)空所補充(記述)〈標準〉
(B)1つのテーマに対する説明(記述)〈やや難〉
3
リスニング
(A) 「ブータンへの民主主義の導入の是非」(客観)〈やや易〉
(B)「集合住宅の建設をめぐる論議」(客観+記述)〈やや易〉
(C)「(B)に続くディスカッション」 (客観+記述)〈標準〉
4
文法・語法
(A)取り除くべき一語の指摘(客観)(“Living in Three Languages”)〈標準〉
読解
(B) 英文和訳(記述)「通信革命における携帯とメールの違い」〈標準〉
5
読解
長文読解総合問題(記述+客観)「思春期の娘と母親の心情の交錯」〈標準〉
07
1
読解
(A)全文要約問題(記述)「詩の意味を誰が決めるか」〈標準〉
(B)文補充、段落整序、など(客観) 「インドのゴミ処理について」〈標準〉
2
英作文
(A)英語による日本文要約(記述)〈標準〉
(B)イラストを用いた自由英作文(記述)〈やや易〉
3
リスニング
(A) (客観)「ウォーキングについて」〈標準〉
(B) (客観+記述)「アフリカのある社会慣習についての人類学の講義」〈やや難〉
(C) (記述+客観)「(B)に続く教室での討論」〈やや難〉
4
文法・語法
(A)取り除くべき一語の指摘(客観)〈やや易〉
読解
(B)英文和訳(記述)「医学の性質と役割の変化」〈標準〉
5
読解
長文読解総合問題(記述+客観)“Back Home”〈やや難〉
出題形式と入試対策
1. 「要旨要約」
 過去の出題を見ると、年度によって設問の文言や字数に微妙な差はあっても、文章を理解した上で筆者の主張を中心に要 点をまとめる力を試すという点では一貫している。東大に合格可能な学力があれば、どんな文章を読んでも 「およそこんなことが書いてあるはずだ」というレベルの理解はできているはずである。したがって、「日本語 の表現力」が勝敗の分かれ目になることも少なくない。「他人に向けた」「誰が読んでもわかりやすい」「明 確で」「簡潔な」文章を書く訓練も積んでおかねばならない。
2. 「段落補充(文補充)」
 2000年度から連続して出題されている、「木を見て森を見ず」を戒めるような設問。普段から論説文・解説 文を読む際には、指示語、冠詞の使い方、代名詞、名詞の言い換え、論理関係を示す Discourse Marker、 段落の展開などに意識を向けておかなければならない。この種の問題が苦手な人は、2006年度までセ ンター試験の第3問で出題されていた問題を利用して訓練をするのも手である。
3.「英作文」
 問題形式だが、「日本文の英語要約」「イラストの説明」(2007年度)→「英文空所補充」「1つのテーマに対する意見」(2008年度)→「英文空所補充」「同意文完成」(2009年度)→「1つのテーマに対する意見」「語形変化」(2010年度)→「英文空所補充」「1つのテーマに対する意見」(2011年度)と毎年変化している。過去5年間では「空所補充」と「1つのテーマに対する意見」の2つがメインで、特に後者の論説型のものが頻繁に出されている。語数は平均すると1題50 ~ 60語。
 2009・2010年度は自由英作文が1題のみで、もう1題は書き換えや語形変化だったため、じっくり時間をかけて英作文に取り組むことができた。ところが2011年度は2008年度以前のような作文2題の形式に戻っている。東大の入試問題はリスニング以外の問題にかけられる時間が実質80分しかないことが最大の難関で(音声を聞きながら同時に設問を読んで解くのは至難の業で、事前に10分程度の時間をかけて設問を読んでおく必要がある。したがってリスニング全体に約40分ほどかかることになるので、120-40=80 ということ)、自由英作文は20 ~ 25 分で書きこなさないと最後の問題5までたどりつくのが大変厳しくなる。2011年度のように作文2題となると1題に割ける時間は10分程度となるため、受験生諸君の苦労は大きかっただろう。
 答案を書く上で重要なことは、基本的な語彙を使った基本的な英文をあっさりと書くことである。考えすぎるあまり複雑怪奇な内容を書こうとしたり、自分の語彙にない単語や熟語、構文を用いたりしないことだ。2(A)と2(B)は合計すると配点的にかなりのウェイトを占め(全体の4分の1)、受験生の間で点差のつきやすい分野であるから、作文での失敗は即不合格につながることをよく覚えておこう。
4.「リスニング」
 リスニングの試験が始まる前に、可能な問題については設問・選択肢に目を通しておくことが必要である。それによっておおよその話の内容は予測できるものであり、内容理解に大きな差が出ることは言うまでもない。また、日頃から英文を耳にして、英語の音に慣れておくことも絶対不可欠。教材付録のCDや、過去のリスニング問題を収録したCDなどを活用し、様々な英語の音声に触れる機会をできるだけ多く作ってほしい。
5.「 文法問題」
  過去5年間はすべて「取り除くべき一語の指摘」となっている。配点的には微々たるものと思われるので、時間をあまりかけずにサラッと正解を見つけたいのだ が、文法力というより解釈力を必要とする比較的レベルが高い問題が多く出題されるのが頭の痛いところである。
6. 「英文和訳」
 英文和訳は学生の学力がストレートに反映される出題形式である。英文和訳問題は、東大に限らず他の大学でも以前ほど出題されてはいないが、だからといって準備段階で軽んじていいということにはならない。語彙力・熟語力を高める努力を日々重ねることはもちろんのこと、文構造の正確な把握抜きにしては英文の意味を正確につかむことは不可能であり、各文の意味が正確につかめないようでは、いわゆる「長文問題」に対処する力をつけることは不可能だからである。日々の学習の中で英文和訳に真剣に取り組むことこそ合格への必須の条件であることを肝に銘じてほしい。また東大では「全体から部分を考える力」を問う問題がよく出題されている。下線部だけで考えるのではなく、より広い文脈の中で単語の意味、英文の構造を考える姿勢を身につけてもらいたい。
7. 「長文読解問題」
 東大では長文読解総合問題で、小説、随筆、論説と様々な素材の英文が出題されているものの、実は出題の趣旨に大きな違いはない。いずれの素材にせよ頻繁に問われるのは、「必要な情報を的確に読み取ること」と「一見平易に見える表現、文脈を考慮しないと読み誤ってしまう表現」である。
 したがって、本文の世界にできるだけすばやく入れるようにする練習が必要である。構文理解や段落の理解とも異なるような、状況理解を最優先するような英文読解体験をしようと心がけるのもよいだろう。具体的には、時・場所・人物描写などの大切な記述が散在していることも多く、それらを表で整理するつもりで読むことになる。素材は他大学の入試問題でも、インターネットの英文でもよい。そういう姿勢こそ東大が求めている英語への姿勢の1つであるのだから。
 

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